我が家は子どもたちの就学援助を受けています。私がうつ病で退職して現在も働いていないからです。
生活保護や非課税世帯ではないのですが、収入が低いので対象になっています。この就学援助を受けている子どもの割合をリアルに感じることができましたので紹介します。
先日、小学五年生の娘がお知らせプリントと封筒を持ち帰ってきました。よくみると封筒に100円が入っているようです。プリントには
「就学援助を受けている子どもに100円返金します」
と書いてありました。
先日、自然体験学習がありました。一泊二日で自然と触れ合う学習です。五年生が参加します。
宿泊した施設が公共の施設だったため、就学援助を受けている子どもは100円→無料になるから調整のために現金を封筒に入れて教室で配ったそうです。
娘は帰ってくるとすぐに
「これなに?パパは何かしているの?」
と何度も聞いてきました。即答できませんでしたが考えて
「兄弟がたくさんいる家庭にはおまけしてくれる時があるんだよ」
と答えておきました。
「この封筒はクラスで何人くらい貰っていた?」
と聞くと
「10人以上は貰っていたよ」
と答えました。
クラスは33人です。
約三割以上の子どもが就学援助を受けていることがわかりました。結構驚きました。
『援助』と聞くとすごくストレートな言い方をすると”貧乏”な家庭だけが受けるものだと思っていました。我が家は私が無職で妻は大学院生でたまに非常勤講師をしている程度ですから間違いなく貧乏です。我が家でも受けるのは難しいかなと思いながら申請して認定されたのに驚きでした。
就学援助の認定基準は市町村によって異なります。私の住んでいる市が緩く認定をして頂いているのでしょうか。どうやら全国平均よりも認定率が高いようです。
私も以前に感じていたことですが、「うちは無理だろう」と思っていました。以前から就学援助の案内プリントを貰ってきていましたが、見ずにスルーしていました。我が家はすでに対象になる家庭状況だったのにもかかわらず、四年間ものあいだ申請をせず過ごしていました。
やっと去年気づいて申請を行い今年から就学援助を頂いています。
もしかしたら漏れている申請をすべき人がいるかもしれません。気づいてほしいです。
そんなに貧乏じゃなくても頂けるかもしれません。
あなたの市町村の就学援助について調べてみてください。数字をみるのが面倒かもしれませんけど、少し頑張って読み取れば大丈夫です。どうしてもわからないときは役所に行くと良いです。本当に親切丁寧に教えてくれます。
最後に
それにしてもクラスのお友達の前で堂々と就学援助の返金を配るのは????と感じます。就学援助の申請や受取は子どもに判らないようにしてもらっているのに、突然担任の先生が子どもの名前を読んでお金を配る・・・。
貰った子と貰っていない子。子どもたちはこういうことに凄く敏感です。公にする行為は止めてほしいのですが仕方がないのでしょうか。就学援助が恥ずかしいとは思いませんが、他の子が良からぬ事を言い出すと子どもが傷つく恐れがあります。100円は後日で良いので銀行振込の際に加算して頂きたいです。